初代フェアレディZは’69年に発売されました。
ボディ剛性の確保と軽量化、快適性向上のため、モノコック構造とクローズドボディを採用。
ロングノーズ&ショートデッキ、ファーストバックの先進的フォルムは、世界のスポーツカーファンを魅了するとともに、後に続くZのスタイルを確立。
この初代フェアレディZには3つのグレードが用意されたのだが、ハイパフォーマンスモデルがZ432です。
これは「ハコスカGT-R」に搭載され日本のサーキットを席巻したS20型DOHC24バルブエンジンを移植したモデルでした。
432という車名も、このエンジンに由来しています。
DOHC4バルブ/3連キャブレター/2カムシャフトで「432」。
GT-Rと同じく160ps/18.0kgmを絞り出し、最高速はトヨタ2000GTに迫る210km/hに達しました。
当時の自然吸気の2リッターモデルとしては世界トップレベルの実力といえるでしょう。